エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 食道gastrointestinal stromal tumorに横隔膜上食道憩室を併発した1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
巻・号・頁 | 45(8),817-825頁 |
著者・共著者 | 谷峰 直樹, 畑中 信良, 吉川 幸伸, 清水 洋祐, 遠藤 俊治, 西谷 暁子, 三隅 俊博, 中島 慎介, 上池 渉 |
発行年月 | 2012/08 |
概要 | 症例は36歳の男性で,健診の胸部X線検査にて異常陰影を指摘された.精査にて左横隔膜上に5cm大の腫瘍を認めたが,腫瘍発生臓器の特定は困難であった.潜在的悪性度を考慮し手術行った.腹腔鏡下観察困難にて開腹移行し,経食道裂孔的に食道左側に突出する腫瘍を同定した.食道憩室を基部とした腫瘍と判断し,憩室切除に準じ腫瘍切除を行った.免疫組織学的検索にて中リスク群gastrointestinal stromal tumor(以下,GISTと略記)と診断した.手術所見,術後検査結果から,食道GISTの存在が憩室形成に関与した可能性を考えた.食道GISTは術前確定診断困難な場合も多く,その解剖学的特性のため切除方法も個々の症例においてさまざまである.本症例は特殊な発生様式であったため,食道温存術式にて完全切除可能であった.我々は食道憩室を併発したまれな食道GISTの1例を経験したので考察を加えて報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2012373780 |