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エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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| 論文種別 | 症例報告 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 87ヵ月無再発生存した胃内分泌細胞癌の1例 |
| 掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 日本臨床外科学会 |
| 巻・号・頁 | 73(8),1954-1959頁 |
| 著者・共著者 | 遠藤 俊治, 吉川 幸伸, 畑中 信良, 小関 萬里, 阪尾 淳, 倉岡 和矢, 谷山 清己, 上池 渉 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 2012/08 |
| 概要 | 症例は70歳,男性.貧血のため当院を紹介受診した.上部消化管内視鏡検査で胃幽門前庭部大彎前壁寄りに2型腫瘍を認め,生検で高分化管状腺癌ないし乳頭腺癌の診断を得た.腹部CTで他臓器転移を認めなかった.幽門側胃切除術D2リンパ節郭清を行った.病理組織学的検査では胃粘膜から固有筋層にかけて,大型,不整形胞巣を形成して浸潤する内分泌細胞癌を認めた.腺癌と共存し,移行像も見られた.3b番6番リンパ節に計5個の内分泌細胞癌の転移を認め,pT2 (MP) pN2 pM0 pStageIIB(胃癌取扱い規約第14版)と診断した.術後補助化学療法は行わず,再発なく経過していたが,術7年3ヵ月後に誤嚥性肺炎で死亡した.胃内分泌細胞癌はまれな疾患で,悪性度が極めて高く,早期より遠隔転移をきたし予後不良とされている.われわれは7年を超える長期生存が得られた1例を経験したので文献的考察を加え報告する.(著者抄録) |
| 文献番号 | 2012337022 |