エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 真性腸石を伴ったMeckel憩室炎の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 70(7),2017-2021頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 小関 萬里, 富永 春海, 三隅 俊博, 谷峰 直樹, 上池 渉 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2009/07 |
概要 | 症例は33歳,男性.嘔吐,臍右側痛のため当院救急外来を受診した.腹部単純X線検査で右上腹部に鏡面像を伴うガス像を認めた.CTでは右上腹部に小腸と連続する径5cm大の球形構造を認めた.内部に鏡面像と,1cm大の結節状高吸収域を2個伴っていた.99mTcシンチグラフィーでは同部に限局性異常集積を認めた.以上よりMeckel憩室炎と診断し手術を行った.腹腔鏡で観察すると回腸から腸間膜対側に分岐した約5cm大の憩室を認めた.周囲との癒着はなく可動性良好で,5cmの小開腹をおき,憩室を切除した.病理検査では憩室内面は小腸粘膜で覆われ,一部に胃底腺粘膜を伴い,広範な亜急性潰瘍が認められた.壁には固有筋層が認められ,Meckel憩室炎と診断された.憩室内部には1cm大の濃緑色結石2個を認め,胆汁酸腸石であった.真性腸石を伴うMeckel憩室炎は稀であり,文献的考察を加え報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2009287233 |