エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 肺悪性線維性組織球腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:肺癌 ISSNコード:03869628/13489992 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本肺癌学会 |
巻・号・頁 | 42(6),631-635頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 中村 憲二, 阪口 全宏, 平本 雄彦, 中野 喜久男, 有広 光司 |
発行年月 | 2002/10 |
概要 | 76歳男.半年前より咳嗽が出現し,胸部レントゲン検査で左肺に腫瘍影を指摘された.胸部CT検査では左肺S6に6cm大の腫瘍を認めた.気管支擦過細胞診で扁平上皮癌と診断した.リンパ節郭清を伴う左肺下葉切除術を施行した.腫瘍は10×6.5×5.5cm大で,病理組織学的に肺原発悪性線維性組織球腫(MFH)と診断した.リンパ節転移はなかった.補助化学療法を予定したが術後熱発が遷延し,高齢であることもあり,化学療法は見合わせ,外来で経過観察することとした.術6ヵ月後に食欲不振を訴え入院し,腹部CT,超音波検査で右副腎腫瘍を指摘された.右副腎摘出術を施行した.腫瘍は肺と同様の腫瘍組織を認め,MFHの右副腎転移と考えた.その後1年を経た現在まで再発の徴候を認めず健在である |
文献番号 | 2003123327 |