エンドウ シュンジ
Shunji Endo
遠藤 俊治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器外科学 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 僧帽弁に生じたgiant Lambl's excrescenceの1切除例 |
掲載誌名 | 正式名:呼吸と循環 ISSNコード:04523458/18821200 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 48(9),959-962頁 |
著者・共著者 | 遠藤 俊治, 谷口 和博, 九鬼 覚, 正井 崇史, 亀井 順子, 川野 潔 |
発行年月 | 2000/09 |
概要 | 56歳男.拡張型心筋症,心房細動のため経過観察されていたところ,経食道心臓超音波検査にて僧帽弁前尖に数mm大の結節エコー像が認められたため,当科に紹介された.経胸壁心臓超音波検査では軽度の僧帽弁逆流を認めるのみで同様のエコー像は認められなかった.胸部CT検査では心臓内に腫瘍像は認め得なかった.以上より僧帽弁に生じた心臓腫瘍,特にその超音波所見,部位より,乳頭状線維弾性腫を疑い手術を施行した.常温体外循環,blood cardioplegiaによる心停止下に僧帽弁前尖弁膜中央にある腫瘍状物質を切除した.肉眼的には直径7mm,有茎乳頭状であり,組織学的には内皮細胞に囲まれた細胞質の少ない硝子化した線維体で,giant Lambl's excrescenceと診断された.Lambl's excrescenceは心臓腫瘍状物質の中でも比較的稀であり,自験例のごとく拡張型心筋症との合併例の報告はこれ迄にない |
文献番号 | 2001024896 |