シオタニ アキコ
Akiko Shiotani
塩谷 昭子 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 消化器内科学 職種 教授 |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【Helicobacter Topics!-「旬のHelicobacter」を知り、驚き、理解を深め、楽しむ-】除菌後胃がんマーカーとしての血清miRNA |
掲載誌名 | 正式名:Helicobacter Research ISSNコード:13424319 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)先端医学社 |
巻・号・頁 | 23(2),140-143頁 |
著者・共著者 | 合田 杏佑, 村尾 高久, 半田 修, 松本 啓志, 梅垣 英次, 塩谷 昭子 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2019/11 |
概要 | H.pylori除菌療法によって内視鏡治療後の異時性発がんの発症率が約0.34倍に抑制されるものの、除菌後胃がんは内視鏡治療後の課題の一つであり、有用なサーベイランス法やバイオマーカーの確立が望まれている。microRNA(miRNA)は組織や発生段階特異的に発現し、細胞の増殖や分化、アポトーシスなどにかかわる1本鎖RNAであり、バイオマーカーとしての有用性が種々のがんにおいて報告されている。われわれは以前にH.pylori除菌療法後の検討で血清由来のmiR-106bとmiR-21が胃がん高リスク群において有意に高く、除菌後の胃がん高リスク群の新しい血清マーカーとして有用である可能性を報告した。さらにエクソソームに内包されたmiRNAががん微小環境での新たな細胞間シグナル伝達メカニズムとして関与していることが明らかとなっており、エクソソーム含有miRNAの除菌後胃がんマーカーの可能性についても検討している。血清miRNA、エクソソーム含有miRNAによる除菌後胃がんマーカーがリスク層別化に寄与する可能性があり、この分野の発展、研究展開が期待される。(著者抄録) |
文献番号 | TB21310012<Pre 医中誌> |