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タケダ ケイコ
Takeda Keiko
竹田 恵子 所属 川崎医療福祉大学 保健看護学部 保健看護学科 職種 教授 |
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| 論文種別 | 総説 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 高齢者の終末期にかかる家族の意思決定に関する文献レビュー |
| 掲載誌名 | 正式名:日本看護研究学会雑誌 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | 40(4),685-694頁 |
| 著者・共著者 | 加藤真紀, 竹田恵子 |
| 担当区分 | 2nd著者 |
| 発行年月 | 2017 |
| 概要 | 本研究は,高齢者の終末期にかかる家族の意思決定について国内外の文献をレビューし,研究の動向とともに高齢者の終末期にかかる家族の意思決定の特徴を明らかにすることを目的とした。2015年までの国内外における高齢者の終末期にかかる家族の意思決定に関する研究を,「高齢者」「家族」「意思決定」「終末期 or 緩和ケア」などのキーワードで検索を行った。家族の意思決定の特徴は,高齢者の希望や心情を理解しようと努め,高齢者のライフストーリーから推定を行っていることが示された。しかし,家族であっても高齢者の意思を推定することはむずかしく,困難や不確かさがあり,意思決定後もその決断内容の問い直しをして揺れを伴う体験であることも明らかとなった。今後は,家族が手がかりとしている高齢者のライフストーリーの要素や,家族の判断基準,判断材料,決定への影響要因などを明らかにし,困難を緩和できる効果的な支援を検討していく必要がある。 |