ヨウイネ タケト
Taketo Yoine
用稲 丈人 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Raven's Progressive Matricesのクラスター分析と尺度構成 |
掲載誌名 | 正式名:高次脳機能研究 ISSNコード:13484818 |
出版社 | (一社)日本高次脳機能障害学会 |
巻・号・頁 | 29(4),386-398頁 |
著者・共著者 | 用稲丈人, 種村純 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2009/12 |
概要 | Raven’s Progressive Matrices(RPM)の3 課題であるColored Progressive Matrices, Standard Progressive Matrices,Advanced Progressive Matricesを脳損傷者と健常者の101名に実施 し,推理能力の段階的な尺度構成を試みた。RPM成績にクラスター分析およびGuttman法の尺度解 析を実施し,尺度と神経心理学的検査との関連を検討した。解析の結果,RPMの推理過程は「視知 覚的分析に基づく1次元的な規則性の発見」 ,「視知覚的分析に基づく2次元的な規則性の発見」
, 「視知覚的分析に基づいた2次元的規則性に変換を加えた推理」の3構造を持ち,8段階の尺度化が 可能(Rep>.90)であった。尺度は段階ごとに注意,記憶,遂行機能検査と異なる有意な相関を示 し,認知処理にはワーキングメモリも関連すると考えられた。また,8段階の合成項目得点による 全例の通過率分布からは,推理能力の段階的な評価が可能であると考えられた。 |
DOI | 10.2496/hbfr.29.386 |