ヨウイネ タケト
Taketo Yoine
用稲 丈人 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 脳損傷者の社会復帰状況と知能,注意,記憶,遂行機能検査との関係 |
掲載誌名 | 正式名:高次脳機能研究 ISSNコード:13484818/1880-6554 |
出版社 | (一社)日本高次脳機能障害学会 |
巻・号・頁 | 28(4),416-425頁 |
著者・共著者 | 用稲丈人, 狩長弘親, 山本陽子, 八木真美, 種村純 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2008/12 |
概要 | 脳損傷者の社会復帰の判断指標となる神経心理学的検査を検討した。高次脳機能障害者38名(年齢17歳以上55歳未満、FIQ≧80、失語症や視空間認知障害を除く)を就労群と非就労群に分類しWAIS-R、RBMT、BADS、CAT(CPT除く)、TMT、仮名ひろいテストの成績を比較した。その結果、仮名ひろいテスト、Tapping Span forward、Visual Cancellation Task 2、Memory Updating Test 4 span、視覚性再生II、BADS年齢補正得点、修正6要素検査において有意に非就労群が成績低下を示し、修正6要素検査は作業能力を直接的に反映すると考えられた。また、就労形態も社会的要因として関連していた。一般に、就労・非就労を神経心理学的検査で判断するには限界がある。しかし今回、注意、記憶検査に加え、遂行機能検査が社会復帰の判断指標に有用である結果を得た点は、今後の就労支援へ果たす意義は大きいと考える。 |
DOI | 10.2496/hbfr.28.416 |