ミオ クミエ
見尾 久美恵 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 「桐の花」の歌 |
掲載誌名 | 正式名:牧水研究 |
巻・号・頁 | (20),131-136頁 |
著者・共著者 | 見尾久美恵 |
発行年月 | 2016/10 |
概要 | 北原白秋の歌集『桐の花』(大正2年刊)は、近代短歌史上、至宝のごとく評価されているのは言うまでもないことであるが、その歌集名や劈頭を飾る散文のタイトルにもなった「桐の花」という言葉に着目した。古典和歌から明治期までは、五月雨に散る桐の花の風情が好んで詠まれたが、このような伝統を遥かに越えたのが白秋であり、初夏の空を背景にそそり立つ桐の木と涼やかに咲く薄紫色の花を短歌の表舞台に登場させたのである。白秋の捉えた「桐の花」は、若山牧水や木下利玄をはじめ、多くの歌人に影響を与えている。 |