ヤマガタ リュウゾウ
Yamagata Ryuzo
山形 隆造 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 30%酸素吸入が動揺性視覚刺激による自律神経反応に与える影響 |
掲載誌名 | 正式名:人間工学 略 称:人間工学 ISSNコード:05494974 |
巻・号・頁 | 51(2),123-130頁 |
著者・共著者 | 山形隆造, 井上哲, 黒住千春, 高橋尚, 古我知成 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2015/04 |
概要 | 動揺性視覚刺激は悪心に先行する自律神経反応を誘発しうる。この自律神経反応に対する高濃度酸素吸入の有効性について検討した。健常者24名(20.9±2.7歳)を対象とし、胃電図(EGG)、皮膚コンダクタンス(GSR)、心拍数、SpO2、呼吸数を計測した。計測は映像視聴前の安静期間から行った。室内大気を吸入する群を対照群、30%酸素を持続吸入する群をO2群とした。映像視聴により悪心を訴えるものはいなかった。映像視聴後のEGGの積分値は対照群で有意に増加したが、O2群では有意差は認められなかった。GSRの相対値(映像視聴中vs.安静期間)を、対照群とO2群で比較した所、有意にO2群が低値だった。心拍数、SpO2及び呼吸数は実験中に有意差は認められなかった。これらの結果より、動揺性視覚刺激により誘発された胃運動や発汗量の増加は、30%酸素吸入により抑制されることが示された。 |