ミオ クミエ
見尾 久美恵 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 若山牧水の「朝」-「停車場の朝」「遊郭の朝」「初夏の朝」をめぐって― |
掲載誌名 | 正式名:牧水研究 |
巻・号・頁 | (17),54-61頁 |
著者・共著者 | 見尾久美恵 |
発行年月 | 2014/12 |
概要 | 若山牧水は、人や自然、様々な時間や空間に対して、自身を溶かし込むような親和力を有した人物である。そこで、時間や空間の中でも、大正初期に好んで描いている「停車場の朝」「遊郭の朝」「初夏の朝」を取り上げた。これらが描かれた短歌や小品には、親和力の高さが認められるだけでなく、旧来の短歌や詩、小説にはない清新さが溢れている。ここに、明治43年に発表された北原白秋のエッセイ「桐の花とカステラ」の影響を指摘することができた。また、初夏の朝日を帯びて動き始める明け方の人や物の姿に、牧水は、官能や孤独といった人生の機微を感じていたものと見ることができた。 |