オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 細胞膜透過ドメイン11Rを用いたHO-1蛋白の脳血管攣縮に対する効果 |
掲載誌名 | 正式名:脳血管攣縮 ISSNコード:09127070 |
巻・号・頁 | 28,29-32頁 |
著者・共著者 | 小川智之, 小野成紀, Haenggi Daniel, 武玉梅, 道上宏之, 富澤 一仁, 松井秀樹, Steiger Hans-Jakob, 伊達勲 |
発行年月 | 2013/02 |
概要 | 優れたタンパク質透過ドメインとして開発された「11R」を用い、脳血管拡張作用が報告されているHeme-oxygenase(HO)-1タンパクを融合させ、その有用性について検討した。まず11R-HO-1タンパク質の導入効率について、ラット大槽内より髄液を吸入した後に11R-HO-1タンパク質を注入し、免疫蛍光染色により脳底動脈の蛍光強度を測定した。その結果、注入2時間後には著明なHO-1タンパク質の発現を認め、発現は48時間以上持続し、高い導入効率が明らかとなった。次にラットクモ膜下出血モデルを用い、11R-HO-1タンパク質を注入して6時間後に血管径を測定したところ、HO-1注入群、11R注入群、11R-EGFP注入群に比較して脳底動脈径は有意に拡張しており、血管攣縮に対する効果が示された。 |