ヤマシタ ツトム
Yamashita Tsutomu
山下 力 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 視能療法学科 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臨地実習指導者評価と学生の「自己客観的評価」との相関 |
掲載誌名 | 正式名:日本視能訓練士協会誌 |
巻・号・頁 | 38,313-319頁 |
著者・共著者 | 難波哲子, 山下力, 田淵昭雄 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2009/11 |
概要 | 臨地実習指導者評価と学生自身の「自己客観的評価」との相関性の有無を検討した。対象は、著者が所属する視能矯正専攻の4年次生116名(女性98名、男性18名)である。臨地実習指導者による評価は、優、良、可、不可の4段階とした。学生の自己客観的評価は新版東大式エゴグラム(TEG)を用い、実習前後の2回実施した。学生の自己客観的評価をTEGの5項目の平均値の変化から学生の実習前後の自我状態の変化を検討した。臨地実習指導者評価を成績高位者群と成績低位者群として、TEGの特徴を検討した。TEGの尺度得点は、実習前・後ともに保護的親「NP」と自由な子ども「FC」が高く、実習後は成人「A」が有意に高くなった(p<0.05)。成績高位者群では「NP」、成績低位者群では順応した子ども「AC」が高かった。学生は臨地実習前に自己の性格傾向を客観的に把握することは、実習効果を上げることが期待できる。指導者はTEG結果を学生の情意領域の特徴を把握するツールの一つとして活用できる。 |