オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | DeferoxamineによるHypoxia inducible factor-1を介したラットくも膜下出血後脳血管攣縮時における脳保護効果の検討(指導論文) |
掲載誌名 | 正式名:脳血管攣縮 ISSNコード:09127070 |
巻・号・頁 | 20,60-62頁 |
著者・共著者 | 菱川朋人, 小野成紀, 小川智之, 西口充久, 徳永浩司, 杉生憲志, 伊達勲 |
発行年月 | 2005/03 |
概要 | ラットの大槽内に自己動脈血を2回注入してSAHモデルを作製し,day 4にdeferoxamine(DFO) 300mg/kgを腹腔内投与したものをA群,生食投与をB群とした.また,生食を大槽内に注入したものをC群とし,day 7に脳幹を摘出して各群におけるhypoxia inducible factor(HIF)-1αのmRNA量および蛋白量を各々RT-PCR,Western blot法で測定した.その結果,mRNAの発現量は3群間で有意差を認めなかったが,蛋白はC群に比較してB群で有意に多く発現しており,A群は更に有意に発現量が増加していた.また,laser Doppler flowmetryを用いて脳幹の脳血流量を測定したところ,B群はC群に比較して有意に低下していたが,A群はB群よりも有意に増加しており,C群との有意差はなかった.DFOは脳血管攣縮に対し臨床効果が期待できると考えられた |