オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 脳血管攣縮に対する塩酸ファスジル動注療法中に痙攣を起こした1例(指導論文) |
掲載誌名 | 正式名:脳神経外科 ISSNコード:03012603 |
巻・号・頁 | 32(5),487-491頁 |
著者・共著者 | 佐々原渉, 小野成紀, 徳永浩司, 杉生憲志, 中嶋裕之, 伊達勲, 大本尭史 |
発行年月 | 2004/05 |
概要 | 47歳男.頭痛,嘔吐が出現し,頭部CTでクモ膜下出血が認められ当科紹介された.脳血管撮影では前交通動脈に脳動脈瘤を認め,引き続き右前頭側頭開頭による動脈瘤頸部クリッピングを施行し,脳槽ドレナージを留置した.術後11日目に運動性失語が出現し,脳血管撮影で左中大脳動脈(M1)の狭窄と同側のparietal branch,temporal branchの遠位側で血流低下を認めたため,左M1に対して経皮的血管形成術(PTA)を施行して,軽度拡張を得た.引き続きM1遠位部より選択的に塩酸ファスジル動注を施行し,施行後に左中大脳動脈末梢部の血流の改善を認めた.その後は順調に経過し,術後1ヵ月で神経脱落症状なく退院した |