オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 破裂脳動脈瘤急性期の血管内治療─岡山大学脳神経外科におけるシステム整備と治療成績─ |
掲載誌名 | 正式名:Neurosurgical Emergency ISSNコード:13426214 |
巻・号・頁 | 10(1),8-11頁 |
著者・共著者 | 杉生憲志, 徳永浩司, 渡邊恭一, 佐々原渉, 小野成紀, 小野田恵介, 伊達勲 |
発行年月 | 2005/08 |
概要 | 岡山大学脳神経外科および関連施設における緊急血管内治療システムについて紹介し,破裂脳動脈瘤急性期における治療成績について報告した.当科では血管内治療グループに5名(うち2名は脳神経血管内治療指導医)が属し,DSA設備のない関連施設からの要請に24時間体制で受け入れている.遠隔地の主要関連施設には血管内治療専門医を常勤医として配置し,専門医不在の近隣関連施設には必要に応じ指導医が応援手術に行くシステムを構築して血管内治療を行っている.過去4年間に114症例の破裂脳動脈瘤急性期における血管内治療を行い,関連施設からの応援要請には48時間以内に100%対応できた.動脈瘤の存在部位は内頸動脈25例・前大脳動脈19例・椎骨脳低底動脈43例・解離性椎骨動脈瘤27例で,転帰は73例が良好で,予後には術前状態が大きく影響していた.以上より,血管内治療専門医が不足している現状では当面それを補うシステム構築が必要であり,今後は専門医の養成が課題であると考えられた |