オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | Root exit zoneより遠位部で神経圧迫を認めた片側顔面痙攣の2例 |
掲載誌名 | 正式名:Neurological Surgery 略 称:Neurol Surg ISSNコード:03012603/18821251 |
巻・号・頁 | 34(4),397-400頁 |
著者・共著者 | 小野田惠介, 徳永浩司, 三好康之, 小野成紀, 伊達勲 |
発行年月 | 2006/04 |
概要 | 症例1:51歳女.片側顔面麻痺を発症してから10年間,保存的治療を行っていたが,手術目的で受診した.術前MRIでroot exit zone(REZ)近傍の血管圧迫を疑われたが,術中モニタリングで内耳孔近傍でanterior inferior cerebellar artery(AICA)の枝が強く圧迫され,顔面神経が非薄化していた.症例2:71歳女.片側顔面麻痺発症から5年間の投薬治療と約1年前からポツリヌス治療を行っていたが,手術目的で入院となった.術前MRIで圧迫部位は見られなかったが,術中モニタリングで第8脳神経と顔面神経に挟まれたAICAの枝が走行していた.両症例共に血管の剥離及び顔面神経と責任血管の間へのダクロンフェルト挿入を行い,術直後より症状の消失を認め,軽快退院となった |