オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 前床突起下前外側壁に生じた内頸動脈瘤に対する直達手術 |
掲載誌名 | 正式名:Neurological Surgery 略 称:Neurol Surg ISSNコード:03012603/18821251 |
巻・号・頁 | 34(3),267-272頁 |
著者・共著者 | 小野田惠介, 徳永浩司, 杉生憲志, 小野成紀, 伊達勲 |
発行年月 | 2006/03 |
概要 | 分岐血管を認めない内頸動脈前外側部より生じた未破裂の傍前床突起部動脈瘤5症例(全例女性,36~66歳・平均47.6歳)を呈示し,その直達手術手技について解説した.全例とも脳ドックなどで偶然発見され,左側3例・右側2例で,動脈瘤の長径は平均7.2(5~12)mmで,術前にMRA・3D-CT angiographyを施行した.術中所見では全例予め頸部で内頸動脈を確保し,同側のpterional approachにてシルビウス裂を開くと視神経・内頸動脈と動脈瘤ドームの一部が確認された.前床突起を1×1.5cm程度切開翻転してこの部の骨を削除し,dural foldから視神経と内頸動脈間の硬膜を視神経の外側に沿って切開,必要に応じて硬膜輪も解放して動脈瘤ネックを露出した.ネックの確認後,頸部内頸動脈を一時的(全例3分以内)に遮断しクリッピングを施行した.クリッピングに際しては内頸動脈に平行になるように心掛け,親動脈の狭窄をきたさぬようにした.骨の削開部分は脂肪組織をつめてフィブリングルーにて固定した |