オノ シゲキ   Shigeki Ono
  小野 成紀
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 脳神経外科学2
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 【二分脊椎の発生病態と予防および総合医療】神経管癒合不全の最新の画像診断と神経内視鏡の応用
掲載誌名 正式名:小児の脳神経
略  称:小児の脳神
ISSNコード:0387-8023
巻・号・頁 33(1),51-53頁
著者・共著者 伊達勲, 小野成紀, 大井静雄
発行年月 2008/02
概要 Abstract:MRI fast imaging employing steady-state acquisition(FIESTA)法による画像診断について考察した。FIESTA法による画像診断により、二分脊髄患児の体内での挙動、神経損傷の高位診断などが詳細に明らかになった。胎児期に脳瘤と水頭症の合併と診断された10名に対してこの方法を行ったところ、MRI画像により脳幹変位の程度が描出され、脳幹変位の程度はPerspective classification of congenital hydrocephalus(PCCH) stageと共に患児の発達予後とある程度相関していた。MRI画像診断により、二分脊髄胎児の子宮内診断・治療の可能性、及び脳瘤と水頭症の発生学的病態の推測が可能となった。また、神経内視鏡は硬性鏡、軟性鏡ともクリアな画面を有し、二分脊椎の診断、治療に併用することにより、より低侵襲で安全な手術が可能となるものと思われた。