タナカ ノブヨ
Tanaka Nobuyo
田中 伸代 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉マネジメント学部 医療秘書学科 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 医学用語教育におけるブレンディッド・ラーニングの2つの試み |
掲載誌名 | 正式名:川崎医学会誌 一般教養篇 ISSNコード:03865398 |
巻・号・頁 | (34),15-27頁 |
著者・共著者 | 名木田恵理子, 板谷道信, 小林伸行, 田中伸代, David H. Waterbury |
発行年月 | 2008/12 |
概要 | 医学用語教育の成果をあげるために, eラーニング教材を開発し, 4年間にわたり対面授業とのブレンディッドラーニングを実施してきた。その間,学習者傾向の分析から新しいブレンドの方略を実践する必要を感じ,認知科学の知見を取り入れて新たに協調学習をブレンドしたeラーニングを設計した。これを,2007年にK大学D学科,2008年にK短期大学N学科の授業に導入し,これまでの対面授業とのブレンディッドラーニングとの比較によって検討した。これまでの実践同様,授業開始前には質問紙による意識調査,医学知識レベルを調べるための医学用語読みテスト,コンピュータ操作能力を測るためのタイピングテスト,授業終了後には再度意識調査と読みテスト,到達度測定に語彙テストを実施するとともに,オンラインでの授業評価およびビデオ撮影,録音による授業記録も用いた.その結果, 協調学習が学習者意欲を向上させ,学習にいい結果をもたらすことも示されたが,同時に,学習者傾向のより的確な把握,学習の足場作りの重要性,意欲を練習やフィードバックによって学習成果につなげる教材作りなど,解決すべき問題があることも明らかになった。 |