クメ テルヨシ
Teruyoshi Kume
久米 輝善 所属 川崎医療福祉大学 保健看護学部 保健看護学科 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 心房中隔卵円孔を貫通した心房内血栓症 |
掲載誌名 | 正式名:Kyobu geka. The Japanese journal of thoracic surgery 略 称:Kyobu Geka ISSNコード:00215252 |
巻・号・頁 | 55(9),754ー757頁 |
著者・共著者 | 久米輝善, 斎藤靖浩, 渡邉望, 秋山真樹, 加地修一郎, 神山憲王, 赤阪隆史, 吉田清, 福廣吉晃, 種本和雄 |
発行年月 | 2002/08 |
概要 | 59歳女.脳出血のため血腫吸引除去術を施行し,12日間ベッド上安静の後,初回トイレ歩行時に肺塞栓症を発症した.経食道心エコーにて,両心房内にひも状構造物を認めた.肺塞栓症に伴った切迫奇異性塞栓と診断,手術を予定していたが,10日後の予定手術直前の経食道心エコーでは,心房内ひも状構造物は消失していた.その後肺塞栓,奇異性塞栓症を予防の為,下大静脈フィルタ-を留置し,良好な経過を得た.奇異性塞栓症の原因として心房中隔卵円孔の開存が最も高頻度であるが,健常者においても咳や息こらえなど一過性の右心系内圧上昇により,心房中隔卵円孔を介した左右シャントが生じることがあった.左心系塞栓発症患者には,心房細動など明らかな心原性塞栓の誘因を認めずとも心臓超音波検査法を行い,奇異性塞栓症の鑑別を行う必要があると思われた |
文献番号 | 2002273135 |