タマダ ツトム
Tsutomu Tamada
玉田 勉 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 放射線診断学 職種 教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【IVRの画像評価】 肝癌TACEの画像評価 |
掲載誌名 | 正式名:断層映像研究会雑誌 ISSNコード:09148663 |
巻・号・頁 | 35(3),155-160頁 |
著者・共著者 | 山本亮, 玉田勉, 東浩樹, 小畠牧人, 渡部茂, 山下武則, 今井茂樹, 伊東克能 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2008/12 |
概要 | 肝細胞癌をはじめとする肝癌の治療は複数の治療法が存在し、病変および患者の状態にあわせて治療法を選択する。経カテーテル的動脈化学塞栓療法(TACE;transcatheter arterial chemoembolization)は肝癌に対する治療法のひとつで、世界に広く普及している本邦発の治療法である。TACEは基本的には外科的手術、経皮的局所療法が困難である病変に対する次の選択肢として位置づけられる。TACEの治療適応の評価には特にダイナミック造影検査が重要な情報をもたらす。治療効果判定においては単純CTでのリピオドールの分布を治療前の画像と比較評価することも重要である。TACEは外科的手術や局所療法に比べ再発率が高く、病変のコントロールにおいて正確な再発評価はきわめて重要である。再発様式には局所再発、肝内転移、多中心性再発の3パターンあり、より早期に再発を検出するためにはそれぞれの再発の特徴を理解しておく必要がある。このようにHCCのマネージメントにおいて画像診断の果たす役割は重要であり、治療法としてTACEを選択した場合には、その特徴を知った上で画像評価を行わなければならない。 |