クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 鶏胚におけるニュ−ロン発生と中間径フィラメントー免疫組織化学的観察
会議名 第103回日本解剖学会総会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎熊野一郎,岩月宏彦,佐々木和信
発表年月日 1998/03/31
開催地
(都市, 国名)
大阪
学会抄録 解剖学雑誌 73(4),376 1998
概要 本研究は神経上皮細胞から神経芽細胞を経てニューロンへ分化する過程での中間径フィラメントの変化を明らかにすることを目的とする.Stage 8~32鶏胚頸髄を使用し,ネスチン(Nes),ビメンチン(Vim),ニューロフィラメント-H(NF-H)の三種の中間径フィラメントタンパク質のモノクローナル抗体を用い,免疫二重染色法で細胞内の中間径フィラメントを検出した.神経板(Stage 8)の神経上皮細胞はNesを多量に含有し,細胞基底部に微量のVimを同時に含有する.神経溝後期(Stage 10)の神経上皮細胞ではNesが急減し,代わってVimが増加する.神経管形成後(Stage 15)で神経上皮外側に出現した神経芽細胞ではNesは消失する,神経芽細胞にはVimだけを含む細胞と,VimとNFを含む細胞が認められる.脊髄神経が形成され始めると(Stage 20),基板内の分化したニューロンではVimは急減し,NFが急増する.Stage 27の基板内の成熟ニューロンではVimは消失し,神経線維は多量のNFを含み,核周部はNFが減少する.
 中間径フィラメントタンパクはニューロンの分化に密接に関連して変化し,神経上皮細胞から神経芽細胞へ分化する過程ではNesからVimへ,神経芽細胞からニューロンへの分化では,VimからNFへ移行することが明らかになった.