クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 鶏胚脊髄神経節の発生における細胞分化と中間径フィラメント
会議名 第105回日本解剖学会総会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎熊野一郎,岩月宏彦,佐々木和信,小川千鶴
発表年月日 2000/03/29
開催地
(都市, 国名)
横浜
学会抄録 解剖学雑誌 75(1),66 
概要 脊髄神経節の形成に伴う神経節構成細胞の分化と関連し,細胞の含有する中間径フィラメントは著しく変化する.遊走開始直後の神経堤細胞の中間径フィラメントは主にビメンチンで構成されるが,腹側に移動するに従ってビメンチンは減少し,代わってネスチンが増加する.脊髄神経節形成開始期の神経堤細胞は多量のネスチンと微量のビメンチンを含有する.その後,偽単極性の神経節細胞に分化する細胞ではニューロフィラメントが,シュワン細胞に分化する細胞ではビメンチンが増加し,やや遅れて衛星細胞に分化する細胞ではGFAPが増加する.脊髄神経節の形成中に見られる核濃縮細胞は多くがネスチン陽性を示し,未分化神経堤細胞が細胞死に至ると考えられる.