ミヤザキ テツジ
Tetsuji Miyazaki
宮崎 哲治 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 精神科学 職種 講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 認知行動療法と薬剤調整を連携させることにより回復に至った特定の恐怖症(HIV感染恐怖)を伴う遷延したうつ病の一例 |
掲載誌名 | 正式名:行動療法研究 ISSNコード:09106529 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 43(3),191-202頁 |
著者・共著者 | 宮崎哲治 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2017/09 |
概要 | 曝露反応妨害法(ERP)や認知療法と薬剤調整の連携により回復し、復職に至ったHIV感染恐怖を伴う遷延したうつ病患者を経験したので報告する。HIV感染恐怖もうつ病の維持要因であったため、薬剤調整を行い、体が楽になったタイミングでHIV感染恐怖に対しERPを導入した。このため、ERPをすればHIV感染恐怖がよくなるというルールは、患者にとって確率の高い結果を記述したルールとなり、従いやすくなったと推察される。効果を教示されたのちにERPをすることはルール支配行動だが、できたときに、生活が楽になるまたはうれしいと直ちに感じられるホームワークを設定することにより、ERPをすることが行動内在的強化随伴性を有することが期待できるようにもした。このような工夫により、本来苦痛を伴う治療法であるERPを容易に導入することができたためHIV感染恐怖が回復し、同疾患の影響を受けていたうつ病も回復したと推測する。 |
DOI | http://doi.org/10.24468/jjbt.16-171 |